わたしたちRajah Coffeeの想い
おいしいコーヒーをいつまでも
◆コーヒー2050年問題
コーヒー豆はコーヒーベルトと呼ばれる赤道を挟んで南北25度までの限られた一帯で栽培されています。その中で最も世界で多く流通しているアラビカ種は世界流通量の60%を占めていますが、このアラビカ種が地球温暖化の気候変動の影響で2050年には栽培に適した土地が半減する可能性が高いと警鐘されています。2050年までにこれまでの生産活動が存続できない可能性が示されています。
ワールド・コーヒー・リサーチの報告書によると、2050年までにアラビカ種で75%、ロブスタ腫で63%減少するという予測もされています。
コーヒーの消費量が年々高まる一方で、コーヒーの品質低下や生産量の減少が進み、供給不足による価格変動が市場を不安定なものとし、現在の価格から今後も大きく上昇する見込みとなっています。
実際に、コーヒーの価格は年々上昇傾向となっています。
フェアトレードとは
コーヒーの生産地は発展途上国が多くを占めています。そこから中間業者を通してアメリカ、ヨーロッパ、日本などの先進国へ輸入されます。そのため生産者の立場が非常に弱く、私たちが購入するコーヒー豆の価格のうち生産者が手にする収入の割合はごくわずかです。
さらに、コーヒー豆の価格は生産地から遠く離れたアメリカやロンドンの国際市場にて取引価格が決定されてしまい、生産者の意向とは無関係に不利な条件で取引が成立してしまいます。価格の変動により生産者の収入は安定せず、コーヒー生産を維持できなくなる農家の増加も懸念されています。
私たちにできること
スペシャルティコーヒーの重要な概念である、サステナビリティ(持続可能性)とトレイサビリティ(追跡可能性)。わたしたちRajah Coffeeもおいしいコーヒーがいつまでも飲める未来となるようにとの思いと、生産者への敬意と感謝を大切にしています。生産者へ適正な報酬が支払われるようにフェアトレードのコーヒー豆を積極的に購入し、生産地や生産者の情報を追跡できるコーヒー豆のみを購入しています。
また、環境問題への取り組みとして、ゴミの排出削減のためリユース出来るエコカップの推進、マイボトル持参していただいたお客様には割引を実施しなるべくゴミを出さない取り組み。
さらに定期的にビーチクリーン活動を行い身近な環境の改善に取り組んでいます。目の前の海岸に流れ着くゴミの量は驚くほどで、鋭利で危険なものも多数見受けられます。
このように、私たちが問題意識を持ち身近な取り組みへの一歩を踏み出すことが重要と考えており、今後も活動の幅を広げて行けたらと思っています。
スペシャルティコーヒーとは
スペシャルティコーヒー協会が定める定義において、スペシャルティコーヒーとは、風味が素晴らしい美味しさであり、おいしいと評価され満足するコーヒーであることとされています。
また、”From seed to cup" と表現されるように、コーヒーの豆からカップに注がれるまでのすべての段階において一貫した体制、工程、品質管理が徹底していることが必須であるとし、生産国での栽培管理、収穫、生産処理、選別、そして品質管理が適切になされ、欠点豆の混入が極めて少ない生豆であるということ。
そして、適切な輸送と保管により劣化の少ない状態で焙煎されて欠点豆の混入が見られない焙煎豆であり、適切な抽出がなされカップに生産地の特徴的な風味特性が表現されることが求められます。
さらに、スペシャルティコーヒーの大切な要件として、サステナビリティ(持続可能性)とトレイサビリティ(追跡可能性)の概念が重要としています。
Rajah Coffeeは、スペシャルティコーヒー専門店として、この概念に基づいてコーヒーを扱っています。生産者が丁寧に育て収穫したコーヒー豆を大切に扱い、その固有のコーヒー豆の持つ風味特性を損なわないように慎重に焙煎し、時間はかかりますが、一杯一杯を丁寧にハンドドリップで抽出しています。
”From seed to cup" 生産者の思いを大切に、丁寧に育てられ適切に精製、管理されたコーヒーの風味特性を大切に、最高のコーヒーをご提供できるように取り組んでいます。
是非、Rajah Coffeeへその味を確かめに足を運んでみてください。